40歳過ぎから、男性薄毛が進行してくることがあります。40歳代は、既に結婚している方もいらっしゃれば、独身の方もいらっしゃいます。独身の方は、既婚の方と比べて薄毛を極端に嫌がり、薄毛治療を希望される方が多いことが特徴です。既婚の方でも、娘さんや奥さんが薄毛を嫌がるために、薄毛治療を希望される方もいらっしゃいます。40歳代に発症した薄毛は、若年発症の薄毛と比較して進行はゆっくりであることが多いのですが、確実に進みますので、髪の毛を失いたくないという方は、治療が勧められます。40歳代以後の男性薄毛は一部誤解されていることがあり注意を要します。仙台中央クリニックでは、30歳代の男性薄毛を正確に理解してもらうために、質問を受け付けております。よくある質問をQ&Aコーナーに掲載させていただきました。
短く細い毛が抜けるというのは、薄毛の初期症状です。このまま放置した場合、薄毛が進行する可能性が高いので、髪の毛を失いたくないという希望があれば、治療を開始するのが良いと思います。早めに治療を開始すれば、自己毛髪の回復が認められると思います。
40歳以後、薄毛が発症することがあります。20歳代に発症した場合と比較すると、やや進行が遅い傾向がありますが、その多くは進行性で、放置した場合、少しずつ薄毛領域が拡大します。薄毛が気になるという事であれば早めに治療するのが無難です。薄毛が進行して、地肌が硬くなっている状態だと毛髪の再生が不良となることが知られています。現時点では自己毛髪の回復が期待できると思います。手遅れではありません。
これまで薄毛は原因不明であり、根拠のある治療法は存在しませんでした。そのため毛髪サロンで頭皮洗浄や頭皮刺激などが行われてきました。効果は個人差があり、高額な費用を払ったものの、全く変わらないというケースも認められました。しかし毛髪再生医学の進歩により、毛髪治療は一変しました。地肌が完全に露出していて産毛も生えていないという状況では、自己毛髪の期待はできませんが、毛髪が生えている状態ならば、自己毛髪の再生が期待できるようになりました。現段階では薄毛治療が可能と思います。治療に期待されてよいと思います。
41歳、男性。40歳代の毛髪再生治療
症例経過:数年前から抜け毛が増加し、薄毛がゆっくり進行してきた症例です。現在未婚という事もあり、髪の毛が少なくなり老けて見られることが嫌で、薄毛治療を希望して、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、前頭部にM字状に薄毛が進んでおり、さらに頭頂部に円形の薄毛領域が明らかになっていました。毛髪の密度が減り、地肌が透見されていました。自己毛髪の再生を期待して、毛髪再生因子の頭皮注射を行いました。注入回数が増えると共に、徐々に自己毛髪が再生され、薄毛領域が縮小しました。
症例解説:40歳代は、結婚していても、独身であっても、まだ髪の毛を諦めたくない、髪の毛が欲しいと言われる方が多いようです。40歳代の薄毛は、男性ホルモン過多が原因であることが多く、薄毛は年月と共にゆっくり進行します。自己毛髪を再生したい、回復したいと望まれる場合は、出来るだけ早くアクションを起こすことが重要になります。薄毛が進行してから薄毛治療を考えた場合、治療が期間を長くなることや、治療回数が増えることが知られています。早めに治療を開始することで、治療の期間を短縮し、治療に掛かる費用を軽減することが可能になります。