脂肪注入法による豊胸手術とは、おなかや太ももなどの、いらない脂肪を採取し、その脂肪をリサイクルして、胸に注入する豊胸手術です。気になる脂肪が取れてスッキリして、さらにバストが大きくなるために、一石二鳥の効果が期待できます。脂肪の生着率が高くないという理由から、一時は廃れましたが、脂肪細胞を選別し、注入場所を工夫することにより、豊胸効果が期待できるようになり、再び希望する方が増えてきています。
37歳、既婚。脂肪注入による豊胸手術
症例経過:出産授乳後、バストの上の部分が痩せて、バスト全体が垂れてきたという症例です。脂肪注入による豊胸術を希望し、仙台中央クリニックに来院されました。診察したところ、胸は全体的にボリュームが減っていましたが、特に上部のボリュームの減りが目立っていました。もともと太ももとお尻の脂肪が気になっていたということであり、下半身には脂肪が多かったために、太ももの脂肪を取りバストに注入しました。下半身はスッキリとして細くなり、上半身は張りのある胸になりました。一石二鳥の効果が出ました。
症例解説:脂肪注入による豊胸術は、お腹や太もも、二の腕などのいらない脂肪を取って、バストに入れる豊胸術で、一回の手術で2つの悩みを解消できるため、人気がある治療です。特に、さりげなくバストアップしたいという方に適した豊胸手術であると考えられています。脂肪注入法は、豊胸効果が不安定であり、一時期希望する方が減少しましたが、良質な脂肪を厳選したり、注入する部位を工夫したりして、豊胸効果が安定するようになり最近また行う方が増えています。この症例のように下垂した乳首もある程度は修正することができるために、出産後の豊胸手術としても、採用されています。脂肪注入豊胸は、入れた脂肪が減少したり、ゴツゴツと硬くなったりするデメリットがあるため、手術前に執刀医の説明を受けて、トラブルにならないよう気を付けてください。