垂れ乳の状態になると、女性美の象徴であるはずのバストが劣化して、場合によっては、目を覆いたくなることもあり、とても嫌がられています。垂れ乳修正には、バッグ挿入による方法と、皮膚切除による乳房吊り上げ術の2つの方法があります。どちらの方法にもメリットとデメリットがあるので症状を確認の上、その方に合った方法を選択する必要があります。バストが大きく垂れた垂れ乳の状態では、女性で無くなったかのような気分になることがあります。垂れ乳修正はそのような方の精神的な負担を改善することが知られています。
胸が委縮して、垂れている場合には、豊胸バッグを挿入し、胸にボリュームを付けて垂れ乳を修正します。この方法をバッグ挿入による垂れ乳修正と言います。胸が収縮して劣化している場合に適応となります。胸がボリュームアップし、美容的に改善するために、精神的に若返ります。
胸にボリュームがあり、乳房全体が下垂し、乳首が下を向いている垂れ乳は、乳房全体を吊り上げる必要があります。皮膚切開して、乳首の位置を移動し、胸を上向きにします。この方法を、乳房吊り上げ術と言います。胸が大きく胸の大きさを変えたくない場合や、乳首が下を向いており乳首の位置を移動したい場合に適応になります。皮膚切開部の傷は、年月と共に目立たなくなりますが、完全に消えることが無いために注意が必要です。
41歳、バツイチ。垂れ乳修正、バッグ挿入による垂れ乳修正
症例経過:出産授乳後、離婚を経験した症例です。今後の新しい人生のことも考えて、綺麗なバストになりたいと希望され、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、バストが委縮して垂れている状態でした。シリコンバッグを挿入してボリュームを付けることによりバストアップして、垂れ乳を改善させました。バストが出産前の状態に戻り、若さを取り戻すことが出来ました。
症例解説:出産授乳後に、バストが委縮して乳房が下垂することは稀ではありません。その程度が大きいとショックを受け、もう女性でなくなったという喪失感を味わう方もいらっしゃいます。このような状態は、垂れ乳修正により治療することが出来ます。胸のボリュームをつけ、吊り上げることで、若かったころのバストに戻すことが出来ます。垂れ乳修正後、気持ちが楽になった、日常生活にも自信が出てきた、と言われる方が多く、精神的負担を軽くする効果もあります。胸の大きさをあまり変えたくないと考える方は、術後、胸の大きさが変わることをデメリットとして感じる場合があります。術後の胸の大きさを、術前に十分検討しておくことが重要です。
28歳、既婚。垂れ乳修正、バッグ挿入による垂れ乳修正
症例経過:元々バストが大きかった症例です。3人出産し授乳後、バストの形が崩れたために、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、バストはサイズが著明に収縮し、下垂していました。豊胸バッグを用いて、胸のサイズを大きくして、垂れ乳を修正しました。胸の形がよくなり、美容的に改善が認められました。
症例解説:バストが大きく、スタイルに自信があった方は、出産授乳後、胸の形が崩れたことを、悩まれるようです。胸が萎縮し下垂している場合は、バッグを用いた垂れ乳修正によりバストアップすることで、出産前の胸に戻ることができます。バッグを用いた垂れ乳修正は、傷が胸の表面に出ませんので、傷の心配はありません。仙台中央クリニックは、出来るだけ傷が目立たない垂れ乳修正を推奨しています。本症例のように、胸が萎縮して、乳頭の位置が、乳房下縁より下にある場合には、術後乳房下縁が段差になりやすいというデメリットがあります。トラブルにならないように術前の検討が必要です。
34歳、既婚。垂れ乳修正、人工乳腺挿入による垂れ乳修正
症例経過:出産授乳後、胸が垂れた症例です。垂れた胸に張りを出して、若返りたいという気持ちが強くなり、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、胸は、収縮して垂れていました。胸にボリュームを出し、下垂を改善することで、以前の様な胸になると考えられ、垂れ乳修正を行いました。張りのある胸になり、若さを取り戻しました。
症例解説:胸が垂れて変形が強くなると、女性で無くなったような気分になり、落ち込むという御相談をいただいています。そのような方には垂れ乳修正が有益です。収縮した胸にボリュームをつけてバストアップし、元のような若々しいバストを作製します。胸が綺麗になることで、美容的効果と共に、日常生活に活気が出た、落ち込んでいた気分が晴れた、などの精神的効果が認められます。精神的に落ち込んでいるという方は、御相談いただきたいと思います。垂れ乳修正は、不自然な胸になるデメリットやリスクを認めることがあります。術前に十分説明を受けてください。