バストが小さい方は豊胸手術によりバストを大きくすることができます。この反対に、バストが大きすぎることでお悩みの方も多数おられます。バストが大きいことで服のサイズが限定される、大きすぎ重くて動けない、肩こりがひどいなどで縮小手術を希望されます。バストが大きすぎる人は乳房内組織を除去することによりバストを縮小させることが可能です。また大きくて垂れてしまった人は、乳房を上方に吊り上げて固定する上方固定術が可能です。症状により手術法が異なりますのでカウンセリングを受けていただくことをお勧めいたします。
乳房の脂肪や乳腺組織を除去することにより、胸を小さくすることができます。胸の下垂が軽度で、前方に突出しているタイプの胸に対して用いられています。傷が小さいことが利点ですが、胸の下垂が起こったり、シワシワになったりすることが、この方法のデメリットです。術前診察により、手術法が決定されます。
胸が大きく、下垂している場合には、乳房つり上げを行うことにより、胸を小さくしています。胸のつり上げは、大きく胸を縮小させることができるというメリットがありますが、胸の表面に傷ができやすいことがデメリットです。術前に検討することが必要です。
50歳、既婚。 乳房縮小手術
症例経過:もともとバストが大きかったのですが、年齢とともに垂れてきて、重くて日常生活に邪魔になったため、乳房縮小手術を希望された症例です。診察したところ、バストがかなり大きく、乳房先端は下方を向いていました。小さくしてさらに少し上げて固定する必要があると考えられました。今後友達と温泉などに行きたいので、できるだけ傷が目立たない方法をリクエストされました。術後の経過も良く、肩こりもなくなり、生活が楽になり喜んでいただけたようです。
症例解説:バストが大きすぎる、垂れた胸を修正してほしいということで来院される方も、多数おられます。胸が大きすぎて動けない、肩こりがひどい、汗をかいて皮膚炎になりやすいと言われる方もいらっしゃいます。仙台中央クリニックでは、できる限り傷の目立たない方法で対応させていただいております。大きな胸が小さくなったことで、動きやすくなったと喜ばれます。乳房縮小では、胸の形が不自然になることがあるというデメリットがあります。術前に、執刀医から十分な説明を受ける必要があります。
64歳、既婚。乳房縮小手術
症例経過:バストが大きすぎて着られる服が限られる、肩こりがひどい、ブラジャーが大きくなり汗がひどいなどの理由から、乳房縮小術を希望されたケースです。診察したところ60代にとしては、バランスがとれた張りのある巨乳でした。美容的に縮小するのはもったいない気がしましたが、今後年齢を重ね、足腰の筋肉が衰えて動けなくなることも考えて、楽に生活したいということから乳房縮小手術を行いました。全く平坦な胸もイヤだと言われ、多少のふくらみは残し、F cupからB cupに小さくしました。胸の重みが改善して生活が楽になり感謝していただきました。
症例解説:年齢を重ねるとふつう大きな胸の方は萎んできて垂れることが多いのですが、本症例は60歳代でにもかかわらず張りのある美乳で縮小するのは、美容的に、もったいない感じがしました。しかし御本人は、「胸が大きすぎて生活するのが大変」ということで手術を引き受けました。今後友達と温泉などに行った際に目立つと困るので、傷ができるだけ目立たない方法で縮小しました。仙台中央クリニックでは、本人の希望を考慮してできるだけ傷の目立たない方法で乳房縮小術を行っています。乳房縮小手術は、胸の形が変形するというデメリットがあります。術前に十分に検討することが有益となります。