埋没法の糸が出てくることが有ります。埋没法の糸は上まぶたに埋め込まれる形で二重のラインを固定しています。一般的に糸が出ることは稀ですが、稚拙な技術で行った場合には露出する確率が高くなります。
糸が出てきた場合には、一度糸を除去し、その後ラインが崩れた場合には、再度二重整形をする必要があります。糸の露出後、放置すると、不要な癒着が形成されて、再度二重整形をした際に、綺麗なラインが出ないことが有ります。
埋没糸を除去すると二重ラインが崩れる可能性が高いのでそれを見越して、糸の除去と同時に二重整形を行うこともあります。感染症状が有る場合には同時手術はできません。同時手術は難易度が高い治療になるために、手術を断られることもあります。高い技術を持つ医師を探す必要があります。
糸が出てきた場合、早めに除去することが必要です。長期間放置すると、不要なラインが出てきて三重瞼になる場合があります。三重瞼になると修正することが非常に困難になるため出来るだけ早期の治療をお勧めしています。
一般的に糸が出ることは稀ですが、稚拙な技術で手術を行った場合や、無理な二重ラインを作った場合には、糸が出て来ることが多くなります。ラインが大きく崩れた、目が開き難い、三重瞼になっているなどの場合は、切開法による調整が必要になることが有ります。切開法はランクの高い治療法で、目をパッチリさせ、デカ目を作ることが出来ます。
29歳、女性。埋没法の糸が出てきた、糸の露出
症例経過:他院で埋没法を行った後に糸が出てきた症例です。気になっていましたが受診することが出来ず、そのまましばらく放置していました。ラインが大きく崩れて、目が窪んで三重瞼になることが有るために心配になって、仙台中央クリニックに御相談頂きました。診察したところ、左の上眼瞼から埋没の糸が露出していました。両側の二重のラインは崩れて、窪み目になっていました。また右目は三重瞼になっていました。切開法による修正が必要と考えられました。前回の糸はすべて除去してラインを調整し、パッチリ目を作りました。快活で印象の良い目になりました。
症例解説:埋没法とは、糸を埋め込む方法で元来糸が出て来ることはありませんが、近年強引な手技でラインを作り糸が露出するケースが増えています。目が開き難くなっている、ラインが大きく崩れている、三重瞼になっているという場合には切開法による調整が必要になることが有ります。適切なラインに設定してパッチリ目を作ります。ぼんやりとしたねむそうな目が生き生きとした目になります。糸が出てきた場合の修正は内出血を認めるリスクが有ります。