切開法後、ありえない二重になり再手術を希望される方がいらっしゃいます。幅が異様に太く、目が開かなくなることがあります。また二重のラインの下が膨れたありえない整形顔になり、外出できないと家に引きこもる方がいらっしゃいます。仙台中央クリニックでは、ありえない二重・整形顔について正確に理解してもらうために、質問を受け付けています。
二重切開法の失敗症例の相談が増加しています。二重の左右差がある、かえって眠そうな目になってしまった、幅広の整形顔を何とかしたいなどの相談が寄せられています。この中でも幅広のラインを、狭いラインに修正するのはとても難しい手術で、ほとんどのクリニックでは行っていません。前の先生の言っていることは、ある意味正しいとも言えます。多分ご本人は、パッチリ目になりたくて太いラインを設定して、このライン幅で二重を作ってほしいとお願いしたのでしょう。幅広ラインになったけれどパッチリ目にならなかったために不自然なまぶたになってしまったということだと思います。このケースでは、ライン幅を狭くして、且つ目をパッチリにする必要があります。当院では太いライン幅に設定したラインを自然なラインに戻しパッチリ目にする手術に積極的に取り組んでいます。多くの症例でお受けしていますがすべてに可能な訳ではありません。一度診察させていただくことになると思います。
仙台中央クリニックでは、多くの失敗症例の方にご来院いただき、やり直しをやっています。再手術は、現在の状況と、希望の状況のギャップの大きさで、難易度が変わってきます。簡単そうに見えても、難しい場合もありますし、その反対に難しそうに見えても、簡単な場合もあります。まず状態を見せていただいて、どこまで治したいか、ご希望を聞くことになります。多くの場合でやり直しを引き受けておりますが、現状と希望があまりにも離れている場合は、お引き受けできない場合があります。
28歳 女性。二重全切開法の他院修正手術、不自然なライン、目頭切開
症例経過:4年前に個人開業の美容外科で二重切開法の手術をしてもらった症例です。術後からラインが不自然だったので、そのクリニックに再受診しましたが、「様子を見てほしい。」と言われるだけで、修正をしてもらえなかったようです。厚化粧をすれば何とか誤魔化せるので、しばらく放置していましたが、スッピンになると不自然で、整形したことがバレバレの状態で、何とかして治したいと言う気持ちが強くなり、新幹線を利用して県外から仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、極太二重が設定されており、目が開きづらくなっていました。また目が離れており、目頭側のラインが捻じれ、不自然さが強調されていました。不自然さを修正するために、二重切開法の修正と共に目頭切開を行いました。手術中には、開眼、閉眼を繰り返し、まぶたの開き具合と左右差を調整しました。ラインの捻じれも取れて、目が開きやすくなり、自然な二重が完成しました。
症例解説:二重の手術後、不自然で、整形したことがバレバレの、ありえない二重になることがあります。このように不自然になった切開法の修正は、非常に難しくなります。最初に初回手術の癒着を全てはずす必要があります。その後ラインを下げて、適切なラインを設定します。目の開き具合を調整して、開眼傷害を改善させます。難易度が高く時間もかかりますので、御注意いただきたいと思います。