糸を使ったフェイスリフトは、糸で引っ掛けてたるみやシワを吊り上げる手術です。糸リフト用の糸に皮膚を引っ掛けるための突起が付いており、その突起により皮膚の下面を吊り上げ弛みをなくします。不要な部分を切開するのではなく、糸を任意の場所に入れてつまみ上げるので、その場所や深さなどの細かな調整が必要となります。一部のみに力がかかり過ぎた場合は、その部分が引き攣れを起こすことになります。術後短期間の引き攣れは問題ありませんが、長期に皮膚が引き攣れを起こしている場合や痛みを伴う場合には、修正手術が必要です。
糸リフトの手術後、皮膚の引き攣れが起こることがあります。糸リフトは、糸に付いている突起で、弛んだ皮膚を引っ掛けて引き上げる方法です。均一に引き上げがなされていないと、皮膚の一部が引き攣ることがあります。手術直後は、腫れの為に、引き攣れが目立つので、腫れが引いた時点で判断し、まだ引き攣れが強いようなら、修正手術が必要になります。
糸リフトは、手術後皮膚の引き攣れや凸凹を生じることがあります。術後経過と共に症状が改善する場合が多いのですが、残ってしまうことも有ります。腫れが引いた状態で、引き攣れや凸凹が残り、状態が酷いということであれば修正が必要になります。現在術後2カ月ですので症状が強いということであれば、修正手術が必要になる可能性が高いと思います。日程的に余裕があればもう少し様子を見てもいいと思いますが、状態が酷くて早く治したいということであれば、再手術を検討されるのが良いと思います。
47歳、女性。顔の弛み取り
症例経過:顔が弛んで、老け顔に見えていた症例です。弛みを取って若返りたいと希望して仙台中央クリニックに御来院いただきました。下顔面から頸の皮膚が下垂して、ブルドッグ状の頬、二重顎になっていました。顔面の皮膚の吊り上げ、及び弛み取り手術を行いました。法令線、口角、顎、首の弛みが改善し、若返ることが出来ました。
症例解説:顔が弛むと、老け込んで意地悪に見えます。法令線、口元、顎下、首はたるみ易い部位であり、老け顔になります。下顔面のたるみを取ることで、大きな若返り効果が期待できます。少しだけ変わりたいという方には、切らないたるみ取りが適応します。見た目年齢を改善させたいという方には、切開式のたるみ取り手術が必要になります。必要に応じて手術方法を選択することが重要です。弛み取り手術は、術後腫れや内出血のリスクがあります。