裏から留める埋没法で整形バレバレの整形顔になり、修正したいと御相談を頂くことがあります。整形顔は、無理な二重を設定することにより起こりますが、裏から留める埋没法は、糸を通す操作が煩雑で、二重の調整が上手くいかないことがあります。調整不足によって自然な二重が作製されないと、整形バレバレの整形顔になってしまいます。整形顔は経過観察により自然に馴染んでくることがありますが、整形バレバレの状態が長期に続き、外出できない場合には再手術が必要です。前回の糸を抜糸して、一から二重のラインを調整することで改善する場合もありますが、切開法による調整が必要となることも有ります。
裏から留める埋没法は、通常の埋没法と比較し、腫れが少ないという特徴があります。裏から瞼の半分にのみ糸を通すことで、手術侵襲を抑え、麻酔量を減らせるためです。術後3週間を経過していて、かなり腫れが強いということになると、二重の作製においてかなり無理なラインが設定されており、1か月目まで様子を見ていても希望の自然な二重にはならない可能性があります。日程的に余裕がありもう少し待てるというのであれば、1か月目まで待つのも一つの方法です。しかし日程に余裕がなく、一刻も早く整形顔を解消したいということであれば、再手術が必要です。前回の糸を抜糸して再度糸を掛けなおすのが良いかもしれません。
裏から糸を通す埋没法は、比較的腫れが少ない埋没法です。術後15日に時点で外出が出来ないくらいに腫れが酷いということになると、二重の設定が上手くいっていない可能性があります。出来るだけ早く再手術したいと希望されているようであり、修正を行うことをお勧めいたします。再手術はすぐにでも可能です。期間を空けないと再手術が出来ないことはありません。
16歳 女性。パッチリ目デカ目二重、埋没法
症例経過:目が開きづらいので、パッチリ目になりたいと希望された症例です。お母さんと一緒に仙台中央クリニックを受診して頂きました。毎朝のアイプチが大変であることを親御さんも理解しており、美容整形に賛成されていました。二重埋没法により希望のパッチリデカ目を形成することが出来ました。希望の目になり両親からも喜んでいただけました。
症例解説:パッチリデカ目を希望される方が増えています。比較的簡単にデカ目になる場合と、簡単にはデカ目にならない場合があります。他院でデカ目にしてもらおうと思い手術してもらったが、希望通りにならなかったというケースに遭遇することがあります。パッチリ目を作るということは美容外科医としての基本手技ですが、その方の目の状況によっては難しいことがあるということを良く理解し、希望のデカ目形成を目指しましょう。二重埋没法は、整形顔になるリスクがあります。