切開法後、二重が食い込み、引き込みが強いラインになってしまうことがあります。多くの場合、眠そうな目になってしまうために、やり直しを希望されます。仙台中央クリニックでは、切開法後のラインの食い込みを理解してもらうために、質問を受け付けています。ラインの食い込みについてよくある質問は、サイト上に掲載しました。
二重切開法の手術直後はほとんどのケースである程度腫れますので、ラインは設定した幅より太く、目が開き難くなっています。手術後1か月以内の場合は、腫れが残っている可能性があり、腫れが引いてくると自然なラインになる可能性があります。しかし術後2か月を過ぎていますと、張ればほぼ引いていると思いますので、2か月過ぎで食い込みが強いということなら、様子を見ていても、今後状況は変わらない可能性が高いと思われます。再手術を前提に話を進めるのが良いでしょう。二重切開法の修正手術に実績のある先生の診察を受けるのが良いかもしれません。
手術後3週間ですと、手術後の腫れが残っている場合があり、異常なのか、正常経過なのか判断するのが難しくなります。様子を見ていて治ってしまえば問題ないのですが、腫れが強く、食い込みがひどい二重は、そのまま変わらないことがありますので、注意してください。症状が少しずつ改善しているということであれば、そのまま様子を見るのが良いと思います。しかし改善が悪く、何かおかしいなと思ったら他の先生の意見を聞いてみることも大切です。もし改善が得られず、再手術を行う場合、前回手術の不適切な癒着を全部外さないといけません。そのため癒着が完成する前に再手術を行うことが、圧倒的に有利です。ずっと待ち続けて修正の機会を逸してしまわないよう、注意して経過を観察してください。
21歳 女性。食い込みの強いライン修正、整形バレバレ顔修正、医原性眼瞼下垂
症例経過:1年6ヶ月前に、大手美容外科で二重切開法と目頭切開を行い、食い込みが強い半開きの目になってしまった症例です。手術前より怖い顔になったということで、他院修正手術を希望されて仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、限界を超えた高さに幅広二重が設定され、目が開き難くなっていました。またラインの食い込みが強く、前回手術から1年以上経過しているにもかかわらず、上まぶたの腫れが認められました。更に目頭切開は十分切れていないため、蒙古襞の突っ張りが残存していました。前の手術で設定されたラインを一度解除した後、理想的なラインを設定して、ラインの食い込みを取り、目を開きやすくしました、また目頭の切開を広げて、自然で明るい表情を作りました。
症例解説:二重切開法後に、食い込みが強い整形顔になることがあります。強い食い込みは、多くの場合、無理なライン設定により起こります。食い込みが強いと、長期に腫れが持続する場合もあります。食い込みが強いラインは、経過観察により改善する場合がありますが、多くの場合で再手術を要します。改善を期待して長期間経過を見ていても無駄な場合が多いため、仙台中央クリニックでは早期に再手術をお勧めしています。ラインの癒着が進む前に再手術することにより、余計な操作を減らすことが出来るために、早期手術は有益です。二重切開法は失敗したら修正すれば良いという考えは危険です。初回手術から、しっかりと手術計画を立て、トラブルにならないように準備してください。