乳頭縮小の失敗、乳首縮小失敗他院修正再手術、やり直し手術
乳首が肥大し下垂して、下を向いた状態になると、バストの形が大きく崩れて見えます。そのため乳頭縮小、乳首縮小手術を行う方が多数いらっしゃいます。しかし、乳頭縮小の手術後、「大きさが変わっていない」、「小さくなりすぎた。」、「形がおかしい。」、「傷が気になる。」という失敗症例も増加して、仙台中央クリニックには、やり直し手術を希望される方に御来院いただいています。
乳頭縮小手術の失敗症例のやり直し手術は、症状によりますが、難易度が非常に高くなることがあります。できることなら、初回手術できちんと手術をお願いすることをお勧めします。
美容外科の診療において目や鼻などと比較し、乳頭の手術は、症例数が極端に少ないために、医師によっては、この領域の症例をほとんど経験していない場合もあるということに注意する必要があります。経験の少ない医師にお願いしても、希望が叶う可能性は低いと思われます。クリニックを選ぶときは、自分の担当医の話を良く聞いたうえで、その先生のやった症例写真を見せてもらい、技術を十分把握したうえで慎重に選択されることをお勧めします。
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乳頭縮小手術の失敗
乳頭の大きさが変わっていない
乳頭の大きさが変わらないのは、切除する量が足りないことが原因です。乳頭縮小の追加切除手術を行うことにより、乳頭を小さくすることが可能です。比較的簡単な手術であるために、修正を専門にやっているクリニックでなくとも引き受けてもらえることがあります。
乳頭が小さくなり過ぎた
乳頭縮小手術後、乳頭が小さくなり過ぎたという場合の修正手術は大変難しい手術になります。埋まりこんでいる乳頭をバストから引き出すことにより、乳頭を大きく見せます。特殊な手術ですので引き受けてくれる先生は限られると思われます。
乳頭の大きさに左右差がある
乳頭縮小手術により左右の乳頭の大きさをぴったり合わせることは不可能です。ですから多少の左右差が出ることは致し方ありません。大きな左右差がある場合はやり直し手術を要することがあります。状況にもよりますが比較的簡単に修正が可能な場合が多いようです。
傷が気になる
体質で傷が盛り上がりやすい、化膿しやすいという場合は修正が不可能です。稚拙な縫合技術で傷が汚くなった場合は、再縫合することにより修正可能です。
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他院修正乳頭形成手術
43歳、既婚女性。乳頭縮小失敗、他院修正やり直し手術
出産授乳後、乳頭が大きくなり少し垂れてきたので、有名美容外科で乳頭縮小術を行ったケースです。そのクリニックの総院長先生に手術をやってもらいましたが、術後乳頭が小さくなりすぎてバストに埋もれたようになり、周囲の乳輪は盛り上がって、手術したことがバレバレの状態になってしまいました。すぐに前の先生にお話ししましたが、「これ以上は無理です。」ということで対応してもらえませんでした。このあり得ない結果に泣きそうになったといいますが、悩んでいても仕方がないので修正してくれるクリニックを探し、修正手術に力を入れている当院のことを知り受診していただきました。診察したところ、乳頭は乳房に埋まりこんで、乳頭周囲の皮膚が盛り上がって、やや飛び出している状態でした。乳頭を引き出して再固定することにより修正可能と考えられ、「修正可能です。」とお答えしました。善は急げと、すぐに手術の予約をいただき修正治療を行いました。大変難易度の高い治療でしたが、手術中何度も乳頭の大きさを確認しながら、ご本人の理想のサイズに近づけました。「一時はどうなることかと思いましたが、今はほっとしています。」と喜んでいただけました。
クリニックより:乳輪乳頭の手術は極端に症例数が少ないこともあり、医師により経験した手術数が大きく異なります。クリニック選びは慎重にされることをお勧めします。その際に担当医の先生の執刀した症例写真を見せてもらうことが参考になるかもしれません。経験豊富な先生ならば多くの症例写真を持っている場合が多いからです。なお、もしうまくいかなかった場合でも諦める必要はありません。今のところ当院ではほとんどの修正手術をお受けしています。
24歳、未婚。乳頭縮小失敗、他院修正やり直し手術
乳頭の形が悪く5年前と、2年前に乳頭縮小を行った症例です。2回の手術にもかかわらず、乳頭が綺麗な形になりませんでした。乳頭が乳房に埋まり、乳頭周囲の傷がひどくて人に見せられない状態のために、県外から新幹線と高速バスを乗り継いで仙台中央クリニックを受診していただきました。乳房に埋まった乳頭を引き出して、更に乳頭周囲の傷を目立たないように傷修正を行いました。乳頭の形は改善し、傷も目立たなくなりました。
クリニックより:乳頭の形が悪く、再手術を繰り返す方がいらっしゃいます。乳頭を切り取り、修正を行うために、乳頭が乳房に埋まりこみ、周囲の色素沈着部位が小さくなって不自然な乳頭になってしまいます。このような症例の修正手術は難易度がとても高くなります。初回手術で上手くいかなかった場合、安易に再手術をお願いするのではなく、修正を多く手掛けている医師に相談するのが得策です。
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