鼻整形の失敗、他院修正再手術
鼻のプロテーゼがぐらぐらする。まがっている。一部赤くなっている
プロテーゼがきちんと挿入されていない可能性があります。プロテーゼが浮き出たり、部分的に赤くなったりしている場合は、早めに入れ替えなどの再手術が必要です。
鼻プロテーゼが飛び出してきた
入れたプロテーゼがグラグラ動き、赤くなっている状態を放置すると最終的に鼻孔からプロテーゼが飛び出してくることがあります。飛び出している場合は、一度プロテーゼを抜く必要があります。一般的には1か月くらい置いた後に再度プロテーゼを入れる手術を行っています。
小鼻縮小鼻尖縮小の失敗鼻
小鼻縮小や鼻尖縮小の手術は、手術の方法によっては効果が出にくいことがあり、「効果が認められない。」、「全く変わっていない。」と、受診していただくことがあります。そのような場合方法を変えて再手術を行っています。
鼻中隔延長手術の失敗
鼻中隔延長手術の数年後、鼻が曲がってくることがあります。修正は大変難易度が高い手術になります。
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28歳、女性。プロテーゼ取り出し、傷修正、他院鼻プロテーゼ手術後
数年前に海外で入れた鼻プロテーゼが左方向にシフトし、赤くなり左鼻孔から飛び出してきたケースです。診察したところ、皮膚を突き破ってプロテーゼが露出しており、一部化膿していました。緊急で鼻プロテーゼを抜去し、傷を修正してもらいました。飛び出してきた時はもうだめかと思われたようですが、きれいに修正出来て満足していただけたようです。
クリニックより:手術費用が安いなどの理由から海外で手術される方が増えています。トラブルになることがありますので注意してください。特に海外で挿入した鼻プロテーゼは、限界を超えて大きなサイズが挿入してあることが多く、飛び出す例が認められます。言葉の問題から医師の説明を理解できなかった、限界があるとは知らずに医師のアドバイスを無視して大きなプロテーゼの挿入を希望したなどの問題があるようです。自分に合ったサイズを入れることが大切です。
20歳、女性。鼻プロテーゼ入替え手術
2年前他の大手美容外科で鼻プロテーゼによる隆鼻術を受けたケースです。プロテーゼが右にシフトし、グラグラ動くうえに、鼻先が上を向いて鼻背が低く、自分の希望とは全く違う形になってしまいました。修正再手術を希望して当院を受診していただきました。診察したところ、プロテーゼは皮下の浅い層に入っていてグラグラ動き、ごく薄いプロテーゼが使用してあるために鼻背が挙上できず、本人の希望を満足させてはいませんでした。前回のプロテーゼを抜去し、御本人の希望される欧米人型の鼻に作り変えました。鼻先が下がり、鼻背が上がって欧米人型の鼻になりました。きれいな仕上りに驚かれました。
クリニックより:欧米人型の顔を希望される方が非常に増えています。欧米人型の顔を作るポイントして鼻を欧米人型にする必要があります。日本人は鼻背が低く鼻翼が横に張っているダンゴ鼻の方が多いために、目だけ欧米人型にすると東南アジア系の顔に近づく場合があります。このような場合は鼻を整形が必要になります。鼻筋を通すことにより東南アジア系の顔から欧米人型の顔に変わります。
鼻プロテーゼ入替
35歳、女性。鼻プロテーゼ入替、他院鼻プロテーゼ手術後
9年前に他院でI字型プロテーゼを入れてもらいました。しかしプロテーゼが浮き上がって見える、目ともの間の部分が低い、鼻尖が丸くて鼻が上に上がって見える等の不満が残りました。修正してくれるクリニックを探し、当院を受診していただきました。診察したところ、I型プロテーゼが浅い層に入っており、鼻背部の厚さが薄いこと、鼻尖部の形成がなされていないことから、希望が充足されていないものと考えられましたI字型のプロテーゼをL字型のプロテーゼに入れ替えて先のとがったスッキリした鼻に修正してもらいました。希望通りになり満足していただけたようです。
クリニックより:鼻プロテーゼの入替の患者様はとても多く、I字型プロテーゼをL字型に入れ替えることもあれば、L字型プロテーゼをI字型に入れ替える場合もあります。I型プロテーゼの欠点はグルグラ動くことと、鼻先が上がらないことです。鼻先に耳介軟骨の移植を行うクリニックもありますが、数年すると吸収されることが多く効果の持続は期待できません。L型プロテーゼの欠点は加工の仕方が難しく鼻先に負担がかかりやすいということです。一概にどちら偏移のプロテーゼが優れているということは言えません。両方のプロテーゼの特徴を理解し、その患者様の現在の状態と希望をよくわかったうえでプロテーゼの形も選択する必要があるということです。鼻プロテーゼを入れたが不満が残る方は、一度診察させてもらえれば適切なアドバイスが可能です。
69歳 女性。鼻プロテーゼ入替、他院鼻プロテーゼ手術後
30年前に他院で鼻プロテーゼ手術を行った症例です。少し痩せたことがきっかけでプロテーゼが右に編移しているのが目立つようになったので、修正治療を希望して当院を受診していただきました。診察したところ、プロテーゼは鼻の浅い層に入っていて、グラグラ動き右に偏移していました。鼻プロテーゼを取り出して深い層に新たなスペースを作り、正中になるように入れ替えました。顔が曲がってアンバランスな印象が、スッキリしました。
クリニックより:30年前は、プロテーゼに対する考え方が、現在と違っていたのだと思います。30年くらい前に入れたプロテーゼは取れ難いように、がっちり固定されているために、プロテーゼ摘出手術の難易度が非常に高い場合があります。まずは前回のプロテーゼを綺麗に除去して、新たなプロテーゼを作製して挿入する必要があります。プロテーゼが曲がって挿入されていると顔全体が歪んで見えて奇異な感じを受けることがあります。きちんと正中に入るとスッキリした印象に見えます。
29歳、女性。鼻幅縮小手術、小鼻縮小手術他院施行後
鼻が横に広がっているのが嫌で、家の近くのクリニックで鼻幅を目立たなくする手術をしてもらった症例です。しかし全く変わらなかったので、県外から、当院を受診していただきました。診察したところ、鼻翼が側方に広がり、鼻孔は横長の形をしていました、前医で行った小鼻縮小縮手術はほとんど戻っているために、鼻翼縮小手術を行うことをアドバイスいたしました。自然な感じに鼻幅が細くなりました。希望通りで満足していただけました。遠くても当院に来て正解と喜んでいただけたようです。
クリニックより:鼻の横幅(鼻幅)が横に広がっていると、「鼻がつぶれて見える」、「鼻の穴が大きく見える」、「ダンゴ鼻に見える」ということで、鼻翼縮小を希望される方が多く来院されます。この手術は、美容外科医の技術により差が出やすい手術です。最初から経験豊富な医師に相談しないと修正手術を繰り返すことになります。お気を付け下さい。
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