小陰唇の肥大により、臭いがきつい、大陰唇からはみ出して下垂している、色素沈着があり黒々としている、痛みや痒みがあるなどの症状を生じ、小陰唇縮小手術を行う方が増えています。しかし、小陰唇縮小後、希望通りでないとして他院修正やり直し手術を希望される方もいらっしゃいます。
仙台中央クリニックでは、他院で小陰唇縮小手術を行ったが、「大きさが変わっていない」、「小さくなりすぎた。」、「形がおかしい。」、「傷が気になる。」という主訴にて、やり直し手術希望の方にご来院いただいております。
美容外科の診療において二重まぶた、脂肪吸引、豊胸手術などと比較すると、小陰唇縮小の手術は、症例数が少ないために、医師によっては、小陰唇縮小の症例をほとんど経験していない場合もあるということに注意する必要があります。経験の少ない医師にお願いしても、希望が叶う可能性は低いからです。クリニックを選ぶときは、自分の担当医の話を良く聞いたうえで、その先生のやった症例写真を見せてもらい、技術を十分把握したうえで慎重に選択されることをお勧めします。
小陰唇の大きさが変わっていない
小陰唇の大きさが変わらないのは、小陰唇を切除する量が足りない場合に起こります。再度小陰唇縮小手術を行うことにより、小陰唇を希望の大きさに小さくすることが可能です。失敗やり直し手術の場合、大きさが変わっていないというだけでなく、形や非対称の問題を合併するために、初回手術を比較すると手術の難易度は高くなります。
小陰唇が小さくなり過ぎた
小陰唇縮小手術後、小陰唇が小さくなり過ぎることがあります。小陰唇縮小手術後、小陰唇が小さくなり過ぎたという場合の修正手術は、切りすぎた小陰唇を再形成する手術になります。
大変難しい手術になります。
小陰唇の形が左右非対称で不自然
小陰唇縮小手術を行った後、小陰唇の形が左右非対称になることがあります。左右の小陰唇で切除量を調整して再手術を行うことになります。
小陰唇の縫合部位がギザギザになっている
小陰唇縮小後、小陰唇の切除部位がギザギザに、八つ手の葉のようになることがあります。再度切開して縫合する必要があります。
傷が気になる
小陰唇切除部位を乱雑の行うと、傷が汚く、目立つことがあります。再縫合が必要となります。ただし、傷が盛り上がったり、汚くなったりする体質の方の修正はできないことがあります。
29歳、未婚女性。小陰唇縮小手術の失敗、他院修正やり直し手術
数年前に、首都圏の美容外科で小陰唇縮小手術を行った症例です。手術した後も小陰唇は大きく希望通りでないために、他院修正やり直し手術を希望して仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、小陰唇は大きく大陰唇からはみ出して、色素沈着した黒い部分が残っていました。また小陰唇の大きさに左右差があり、小陰唇の形がギザギザになっていました。左右の小陰唇の大きさを合わせて左右共に追加切除することにより、修正可能と考えられ、やり直し手術をお引き受けいたしました。やり直し手術により小陰唇は、はみ出さなくなり、色素沈着部位もなくなりました。左右対称に整い、喜んでいただけました。
クリニックより:小陰唇縮小手術は症例数が少ないこともあり、医師により経験した手術数が大きく異なります。初回手術のクリニック選びは慎重にしていただくことをお勧めします。初回手術で上手くいかなくても修正やり直しが可能な場合が多いのですが、やり直し手術は手術の難易度が高くなりますので、行わないに越したことは、ありません。初回手術で医師を選択する場合、その際に担当医の先生の執刀した症例写真を見せてもらうことが参考になるかもしれません。経験豊富な先生ならば多くの症例写真を持っている場合が多いために、見せていただけると思います。
43歳、既婚女性。小陰唇縮小失敗、他院修正手術
他院美容外科で小陰唇縮小手術を受けた症例です。小陰唇の大きさをもう少し小さくしてほしい、小陰唇の傷が目立つということで、仙台中央クリニックを受診していただきました。前のクリニックでは「これ以上はできない。」と断られたようです。小陰唇は切除不足で大きく、傷は盛り上がってギザギザになっていました。再手術を行い適切なサイズに調整しました。
クリニックより:小陰唇の切除量が足らないと、手術後もはみ出したり、下垂したりして症状の改善が得られない場合があります。また縫合の仕方によっては、小陰唇がヤツデ状にギザギザになることがあります。そのような場合は再手術の適応になります。