薄毛が進行するとその部分をヘアスタイルで隠したいという気持ちになります。薄くなった部分は、ヘアスタイルである程度はカバー出来ますが、無理に隠そうとすると不自然なスタイルになってしまい、悩みが却って強くなることがあります。おしゃれを楽しむためには、薄毛が進行しないように予防と早期治療に踏み切ることが大切です。
薄くなった部分に近くの髪の毛を伸ばして、薄毛を少しでも隠そうという気持ちはわかります。しかし薄い部分の周辺はすでに髪が細くなっていることが多く、無理して隠そうとすると、不自然なヘアスタイルになります。セットが崩れた時に一層、薄毛が目立ちます。薄い部分を無理やり誤魔化そうとすればするほど他人から見ると余計に目立ってしまいます。
髪の一部、または全体を引っ張ってゴムで強く結ぶのは、避けたいヘアスタイルです。ポニーテールの様な、強い力で長時間引っ張るようなヘアスタイルは頭皮の血流を悪化させます。さらに、毛が引っ張られている状態が続くことで、薄毛が進行します。
毎日同じヘアスタイルにしている場合、分け目に負担がかかって薄毛が進行することがあります。時々分け目を変える、少し緩めにセットするなどの工夫が必要です。同じ部分に負担がかからないよう分け目をこまめに変えて、頭皮の負担を減らすことが必要です。
26歳、男性。おでこが広くなってきた、ハーグ療法
症例経過:10代から、薄毛が進行し、額が目立つようになった症例です。後退する生え際から視線を反らすため、ヘアスタイルを工夫して、隠していましたが、髪型が決まらず、鏡を見るたびに落ち込んで、仙台中央クリニックに御相談いただきました。前頭部の薄毛を改善させるために、生え際の薄毛に対して有効であるハーグ療法を行いました。おでこが狭くなりました。
症例解説:おでこや、前髪の生え際は対面する相手の視線にさらされる部位で、薄毛が進行すると、非常に目立ちます。ハーグ療法は、若年者のおでこの薄毛に有効で、治療に伴い髪の毛が太くなり、本数が増加します。治療を早期に始めることで、改善しやすいために、早期診断早期治療をお勧めしています。注射する際に痛みのリスクがあります。