男性の薄毛の原因物質は毛根部の強力な男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)であると考えられています。薄毛の見られる部分に多量のDHTが集積し、DHTにより頭髪の成長期が終了させてしまうことにより薄毛が進行していきます。
ハーグ療法に用いる薬液は、栄養因子及び成長因子を内包し、毛包、毛根を活性化し、休止期に陥った毛髪を、成長期に導きます。成長期になった毛髪は再び伸長して、増毛することができます。まさに理論的な治療と考えられています。
28歳、男性。男性型薄毛症に対するハーグ療法
症例経過:親戚に薄毛や禿の方は見当たらず、遺伝的素因が明らかでない、男性薄毛症例です。1年くらい前から抜け毛が酷くなり、薄毛が進行してきているようだと、仙台中央クリニックに御相談いただきました。御相談いただいた症例です。診察したところ、前頭部にM字の剃りこみが強くなり、生え際のラインの後退が認められました。さらに頭頂部において、円形に薄毛領域が出現していました。男性型薄毛症AGAと考えられました。ハーグ療法の適応と判断しました。ハーグ療法3回目くらいから自毛の増加が認められ、薄毛領域が縮小してきました。髪の毛は太く、サラサラになりました。
症例解説:男性型薄毛AGAは、家族内に遺伝的要素が認められることが多く、遺伝的に影響を受けることが多いと考えられています。しかし、遺伝的素因の明らかでない症例も認められ、徐々に薄毛の進行が認められます。このような症例において、ハーグ療法が効果的であることが知られるようになり、治療を行っています。ハーグ療法は薄毛が進行する前に、治療を開始したほうが、自毛再生が期待できます。そのため薄毛に気づいたら、できるだけ早めに治療を開始することが有益です。
23歳、男性。男性薄毛症に対するハーグ療法
症例経過:20歳代に入り、抜け毛が増えてきたということを心配して仙台中央クリニックに御来院いただいた症例です。遺伝的要素の明らかではありませんでした。診察したところ、前頭部の生え際が後退しM字型に薄毛が認められました。頭頂部にも薄毛が進行し一部地肌が露出していました。男性型薄毛症考えられたために、ハーグ療法を開始しました。ハーグ療法により、抜け毛が減り、薄毛領域が狭くなり、地肌が見えなくなりました。
症例解説:20歳代前半、あるいは10歳代から、抜け毛が多くなった、生え際が後退して額が広く見える、地肌が透けて見えるという方から御相談をいただいております。特に、若年者は、髪の毛がなくなるということを心配されている方が多いようです。近年、ハーグ療法が開発され、自己毛髪再生を促し、薄毛が改善できるようになりました。数回の治療により、徐々に毛髪の増加が認められます。また薄毛症状が軽いうちに治療を開始することで、より治療で効果が上がることが知られています。早めの受診をお勧めしています。
28歳、男性。男性型薄毛症、薄毛に対するハーグ療法
症例経過:20歳代前半から薄毛が進行してきた男性型薄毛症の症例です。薄毛を周囲の人から指摘されることがあり、心配になり仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、前頭部の生え際が後退しM字型そり込みが明らかになっていました。更に、頭頂部に円形の薄毛領域が認められ、地肌が露出していました。男性型薄毛症と考えられ、ハーグ療法を開始しました。治療回数重ねると共に、髪の毛の艶が良くなり、抜け毛が減りました。治療3回目くらいから、自己発毛が認められました。薄毛領域は明らかでなくなりました。
症例解説:20歳代の若年者の薄毛の方に御来院いただいております。以前と比較すると、若者の禿や薄毛の絶対数は増加しているようです。現代社会における高ストレス状態が毛髪の成長に悪影響を及ぼしている可能性があります。若年発症の男性薄毛に対して、ハーグ療法は効果があることが知られています。治療開始後、抜け毛が減り、髪の毛が太くなります。自分の髪の毛が徐々に増加しますので、治療していることを人に知られることもありません。