美容室で薄毛を指摘されることが有ります。頭頂部やつむじ周辺、後頭部などは自分では分かり難く、美容室に行った際に指摘され気付きます。美容院では薄毛を隠すヘアスタイルは相談可能ですが、薄毛そのものを改善するのは困難です。薄毛の状況が深刻化する前に薄毛専門のクリニックに御相談してください。
男性だけではなく、女性でも薄毛で悩んでいる方がいらっしゃいます。美容室では、薄くなっている場所を考慮し、薄毛をカバー出来るヘアスタイルや、髪が少なくなっても素敵に見えるヘアスタイルを提案してくれます。しかし、広範囲に及ぶ薄毛や進行した薄毛の方はヘアスタイルの工夫だけでは解決できません。
カラーリングで薄毛をカバーするという方法があります。肌の色と髪の色の差を少なくすることで、境界を曖昧にすることで薄毛が強調され難くなります。しかし髪を染める際に頭皮には薬剤が付着しますので、頭皮に刺激を与え、炎症や脱毛を引き起こすことがあり、間接的に悪影響を及ぼすことがあります。薄毛に悩む人はカラーリングを繰り返すことはあまりおすすめできません。カラーリングで薄毛を一時的に目立たせなくすることはできますが、薄毛の改善はできませんので、薄毛が気になる方は早めに専門のクリニックを受診することが大切です。
初期の薄毛であれば、パーマをかけて毛をふんわりと立たせ、薄毛を目立たなくすることが出来ます。薄毛隠しのボリュームアップを狙えるパーマですが、メリットだけでなくデメリットについても知っておく必要があります。パーマをかける際には髪の毛をロッドに巻きつけるので、頭皮に負担が生じます。また、パーマの薬剤は強く、髪が傷み、脱毛してしまうこともあります。そのため薄毛に悩む方はパーマのかけすぎは禁物です。また、パーマでボリュームを出し薄毛を一時的に隠すことはできますが、薄毛の進行を抑えることはできませんので、悩んでいる方は、薄毛のクリニックに相談することをおすすめします。
マッサージや頭皮のクレンジングで、頭皮環境を高めることにより育毛を促している美容室があります。薄毛の初期であれば美容室での対策で、育毛が期待できる場合があります。しかし、進行した薄毛はマッサージやトリートメントで薄毛の改善は期待できません。薄毛は適切に治療すれば改善出来ますので、発毛の対策を講じるために専門クリニックに相談することをお勧めします。
美容室で指摘された薄毛は、既に進行している場合があります。強力に発毛を促進したいのであれば、ハーグ療法を検討されることをおすすめします。ヘアスタイルでカバーできないほど薄毛が進んでしまった場合でも発毛効果が期待できます。
44歳、女性。美容室で指摘された薄毛
症例経過:美容室でやんわりと薄毛を指摘された症例です。30代のころから髪が細くなり、ボリュームがなくなって、ヘアスタイルが決まりませんでした。通っている美容院でカットしてもらった際に、ワックスをつけてトップにボリュームを出し隠す感じにしときますと言われたことで、自分は薄毛であると自覚されました。その後ヘアスタイルを工夫しても薄毛を隠す事が出来なくなり、薄毛治療を行うことを決意して仙台中央クリニックを受診していただきました。頭頂部周辺がびまん性に薄くなっており、女性特有のびまん性薄毛症と考えられました。女性の薄毛に対し発毛効果があるハーグ療法を行い、発毛し増毛が認められ、髪のボリュームが増えました。
症例解説:薄毛対策は根本的な原因を見つけ、毛髪の再生を促すことが必要です。薄毛対策を行わなければ年を重ねるごとに薄毛は進行してしまいます。育毛剤やサプリメント、ヘッドスパでは限界があります。自己ケアを試し効果がみられなかった場合には薄毛専門の医療機関に相談されるのが良いでしょう。ハーグ療法には、治療後、頭皮の腫れや内出血を生じるリスクがあります。