わかめを食べたら髪が増えるという科学的な根拠はありません。わかめや他の海藻にはミネラルが豊富に含まれているために、薄毛治療薬がなかった時代には、わかめのミネラルが直接髪や毛根に働きかけると信じられ、薄毛治療として用いられてきました。わかめには、髪にとって良い栄養素がバランスよく含まれていますが、あくまでも栄養成分として、髪を作るためのベースをなすものですが、発毛効果はありません。

わかめに含まれている成分は、毛髪を成長させるために必要なビタミンB2やケラチンを生成するタンパク質、それをサポートする亜鉛などが含まれており、毛髪に良い食べ物であることは事実です。しかしワカメを食べることで薄毛を改善できるかと言われると難しいでしょう。薄毛を改善するには医学的な治療を受ける必要があります。

わかめに限らず、特定の食材を長期間多量に摂取することはあまりお勧めできません。特定の栄養素の過剰摂取は、体に良くない影響が出る可能性があるからです。わかめの中には、ヨウ素という栄養も含まれています。ヨウ素を多くとりすぎることで、甲状腺の機能異常の発生リスクが上昇することがあります。一般的な食事に少し多めにワカメを摂取する分には構いませんが、過剰摂取は害を及ぼすリスクが伴います。

わかめの栄養素は、毛髪を生成するために必要な物質です。発毛効果や増毛効果はありません。わかめに含まれている栄養素は髪の毛の成長のサポートと考えるのが良いでしょう。わかめの栄養素に直接髪の毛を生やす効果は無いものの、髪の毛の成長に良い効果を持っていることは確かです。食事にとりいれて、髪の毛の成長サポートとして摂取してください。

これを食べれば薄毛に作用して、髪が生えるという食材はありません。しかし髪の毛の栄養素として肉や魚、卵、豆類、ミネラル類が効果的であることが分かっています。これらを組み合わせて摂ることで、髪の毛にとって良い環境を作ることが出来ます。ひとつの食材にこだわらず、バランスを考えた食生活を送ることが重要です。わかめだけではなく、タンパク質を含む食材をバランスよく摂取することで、髪の毛も身体も健康になることを心にとどめてください。

44歳、男性。男性型脱毛症、ハーグHARG療法
症例経過:婚活のため薄毛治療を希望した症例です。女性から、ハゲは気持ち悪いと言われ傷つきましたが、薄毛を改善し、もう一度婚活にチャレンジしたいと思うようになり、仙台中央クリニックに御来院いただきました。前頭部から頭頂部に薄毛が広がる男性型薄毛症の状態でした。薄毛は進行していたものの、産毛が残っていましたので、ハーグ療法が効果を示すと考えられました。ハーグ療法を開始し、髪の密度が増え薄毛の範囲が縮小しました。
症例解説:薄毛や禿げのコンプレックスがあって女性に対して臆病になり、恋愛や婚活に積極的になれない人が多くいらっしゃいます。近年、毛髪再生医学の進歩により、ハーグ療法が開発され、薄毛が改善できるようになってきました。進行する薄毛や禿げで諦めている方もいるかもしれませんが、薄毛や禿げのコンプレックスを改善することができます。薄毛治療により自信を取り戻し恋活、婚活で前向きな自分に変わることが出来ます。薬液を注入後、頭皮の発赤や内出血のリスクがあります。